今年も、気づく範囲内でサントラのTV番組BGM利用
「ヘビーローテーション」を自分なりにまとめてみようと思います。
サントラ発売時期が、2008年11月から2009年10月まで
いう限定をしておきます。
<TVドラマ・TV番組・映画>
今年度は、TVドラマ・TV番組・映画は該当なしです。
<TVドラマ・TV番組・日本映画の2009年の印象>
TVドラマについては、ここ数年同様に作品自体のヒットがほとんど無かった状況で、
かつ作品内容に合わせた劇判に徹した楽曲にとどまったといえるでしょう。
映画についても、テーマとなる曲すら浮かびにくい状況で、いい意味でも悪い意味でも
劇判に徹している感じがします。
NHKスペシャルで、数回のシリーズものでテーマ曲だけ作られたもので興味深い
ものがありましたが、CD化できるシリーズもので目立つものはなかったと思います。
(歴史秘話ヒストリアは興味深いが、番組中に逆に同じ作曲家の別のサントラを使われやすい事例なので、ここでは取りあげません)
<アニメサントラ>
アニメサントラに関しては、3つ取り上げさせていただきます。
○「ハヤテのごとく!!」2nd season オリジナル・サウンドトラック
ジェネオン・ユニバーサル GNCA-1176 2009.7.29発売
中川幸太郎
前作と若干違った色合いなので多少の楽曲追加と思いきや、実質的には新たな作品並みの楽曲をラインナップ。
それでありながら、前作の雰囲気としっかりマッチングしたサントラは、汎用性という点では十分な実力を持つものとなりました。
○K-ON! ORIGINAL SOUND TRACK
ポニーキャニオン PCCG-00961 2009.6.3発売
百石元
作品の持つ学生の日常を描くための楽曲としては、それほど飛び抜けて目立つものはなかったのですが、
映像の雰囲気とマッチングしていたこともあり、汎用性の持つものになった感じです。
さらに、作品自体の認知度が高まったこともあり、よく利用されていたのではないでしょうか。
○咲-Saki- オリジナルサウンドトラック
Glory Heaven LASA-5018 2009.10.7発売
渡辺剛
学生の日常プラス部活動としての競技を描くという楽曲が、柔らかい感じの旋律・アレンジで作られていて、
それが汎用性を持つものとなった感じがします。
ハヤテのごとく! は、飛び抜けて使われていた感じです。
けいおんは、気づきにくいのですが結構使われていた感じでした。
咲-Saki-は、発売が遅かったのですが、比較的発売直後から利用されていた感じです。
今年は次点は挙げません。
<アニメサントラ 2009年の印象>
発表作品のさらなる減少で、とうとう取り上げた作品も減ってしまったということになりました。
また、音楽単独として聴かせるサントラ楽曲も例年より減っている気がします。
番組の低予算化や1クールで様子を見る傾向が、こういった流れを作り出しているように
どうしても感じられてしまうような状況になっています。
それでも、過去に評価されたことがある作曲者は、それ相応の質のものが出来ていますし、
トライアルなものも(作品自体がそういったものであることもあり)散見されているのは、
まだまだ捨てたものではないという風に、個人的には感じております。
ここ数年述べていますが、DVDなどの特典としてサントラを出すというのが、
興味深い作品でもいくつか出ているのは、2次利用など楽曲を活かすという意味からも、
いかがなものかという風に感じております。
sh-kato
通常版は、今のところ17シリーズまで
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