2012年TV番組BGM高使用頻度
TV番組・アニメ サウンドトラック選

 今年も、気づく範囲内でサントラのTV番組BGM利用「ヘビーローテーション」を自分なりにまとめてみようと思います。
 サントラ発売時期が、2011年11月から2012年10月までいう限定をしておきます。

<TVドラマ・TV番組・映画>

今年度は、TVドラマ・TV番組・映画は該当なしです。

<TVドラマ・TV番組・日本映画の2012年の印象>

TVドラマについては、平均視聴率が15%を下回り(10-12月はありましたが…)そもそもヒットが出来ていないし、絵や台詞での演出がメインで音楽で演出を支える感じでなくなっている感じです。
今年も、主題歌すらヒットできない状況では、それよりもウリの弱い劇判は作品の添え物として定着した感じです。
映画については、ヒットは多いんですが、映像に比して音楽がヒットしたのでついでに印象に残る程度で、それほど強く出るものが少なくなっているように思えます。
NHKの連続テレビ小説で「梅ちゃん先生」(川井憲次)のように、懐かしい劇判のメロディーラインのものも登場しましたが、最近の映像と合わせるのにはちょっと古びている感じで、あんまり使われなかった感じです。

<アニメサントラ>

アニメサントラに関しては、4つ(5枚)取り上げさせていただきます。

○ たまゆら〜hitotose〜 オリジナルサウンドトラック
FlyingDOG VTCL-60279  2011.11.30 発売
中島ノブユキ

前作同様にシンプルな旋律に、優しさや懐かしさを感じる…そんな楽曲はいろんな場面にしっくりと来る感じに仕上がっていると思います。さらに、実はOVAで作られたものも収録されていて、そういった楽曲がさらに作品の雰囲気を高めて、日常的な場面にマッチするものになっています。
 

○ ちはやふる オリジナル・サウンドトラック&キャラクターソング集 第1首
VAP VPCG-84916 2012.1.18発売
ちはやふる オリジナル・サウンドトラック&キャラクターソング集 第2首
VAP VPCG-84917 2012.3.28発売
山下康介

メインテーマも含めて、きちんとテンションを高めた感じでありながら、動きのある試合での音楽と、日常的な場面でのすっきりとした音楽がうまく混ざり合っています。アニメとしての描き方に汎用的なところもあって、それに音楽が沿ったというところでしょうか。

○咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A オリジナル・サウンドトラック
GloryHeven LASA-5137 2012.7.25発売
渡辺剛

前作同様、麻雀の競技としての楽曲のテンションの高さのある曲と、日常的な場面でのゆったりとしているけどバリエーションのある曲が、どちらも相まって作品を形作っていますし、きっちり汎用性の高いサントラに仕上がっています。


○邪神曲たち(サントラつき) Disc2
DIVEII AVCA-49837〜8 2012.8.1発売
MONACA

ベースは学園ものですから日常的な楽曲もありましたが、いつの間にやらどっかできいたような別の楽曲の旋律が…なんていうお遊びも多く、どちらも遊び心でいろんな場面に使えそうな楽曲に仕上がった感じです。
 

今年は次点を結構挙げさせてもらいます。楽曲としては良いが、作品に楽曲がマッチングしすぎたからかなぁ…なんて思いますが。
僕は友達が少ない オリジナルサウンドトラック メディアファクトリー ZMCZ-745 2011.12.21 Tom-H@ck
TVアニメ「ベン・トー」 オリジナルサウンドトラック ポニーキャニオン PCCG-01214 2011.12.21 岩崎琢
アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック EPIC RECORDS ESCL 3874 2012.4.25 菅野よう子
つり球 オリジナル・サウンドトラック Aniplex SVWC 7856 2012.7.25 栗コーダーカルテット
TVアニメ「人類は衰退しました」 オリジナルサウンドトラック Lantis 2012.9.26 大谷幸
かんなぎ なぎおと+なぎうた 完全盤 Aniplex SVWC 7844-5 2012.5.2 神前暁
アニメ「夏雪ランデブー」オリジナル・サウンドトラック EPIC RECORDS ESCL 3959 村松健

 

<アニメサントラ 2012年の印象>

予算の制約がだいたい決まってきてアニメ番組自体の本数が今年もやや減っている状況で、音楽はいまだ絞られて余裕のない制作状態にあるように思えます。
映像に合わせて、音楽もそれなりに…セルCDとしてサントラを取り扱わないのはその影響かな、と思えるのですが、2011年のように明確にヒットしたといえる作品がなかったと言うことも影響している感じがします。
今年も、アニメ作品全体として勢いを欠いているということもあって、サントラもそれに惑わされた感じがあるのですが、作品の勢いが微妙だったものが次点になったものが多かった気がします。
かんなぎのように、あとからサントラがでてくるのもやはり少なく、セルBD&DVDの初回特典としてのサントラが多い傾向はますます増えていますねぇ。
 

               sh-kato
 

通常版は、今のところ17シリーズまで

作曲家別アニメサントラ紹介
 
 
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1994 アニメ サントラ選 1995 アニメ サントラ選 1996 アニメ サントラ選 1997 アニメ サントラ選 1998 アニメ サントラ選
1999 TV アニメ サントラ選 2000 TV アニメ サントラ選 2001 TV アニメ サントラ選 2002 TV アニメ サントラ選 2003 TV アニメ サントラ選
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サントラのおまけ-01
サントラのおまけ-02

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